9月定例会 下水処理場の官民連携可能性調査が補正予算に。(コンセッション導入の調査含む

官民連携ということで、PFI手法などは聞かれたことがあるかもしれません。

 

いわゆる民間委託とPPPやPFIの何が違うの?

ということで、沢山調べてみると出てくると思います。

 

https://project.nikkeibp.co.jp/atclppp/PPP/051300040/110700008/?ST=ppp-print

 

こちらが下水道事業に関する記事

https://project.nikkeibp.co.jp/atclppp/PPP/051300040/041100011/?ST=ppp-print

 

記事にもあるように、現在(平成30年10月時点)実際に取り組んでいるのは静岡県浜松市のみ。

9月定例会の補正予算には調査項目の中にコンセッション方式についても入っています。

 

詳細には

・経営改善を目的とした運転管理データ活用による電気代、薬品日などの維持管理費の削減について

・将来的な改築、更新費の抑制について

・下水汚泥等の有効活用による新たな収益の確保について

・処理場用地糖を使った新たな民間収益事業の実施について

・コンセッション導入の可能性について

補正額は20,000,000円(内13,000,000円は国庫補助金)

 

メリットについて参考リンク

https://www.japanwater.co.jp/concession/basic/basic4

 

https://www.ipp.hit-u.ac.jp/consultingproject/2011/CP11Narusawa.pdf

 

PPP/PFIの事業例

http://www8.cao.go.jp/pfi/yuusenkentou/unyotebiki/pdf/unyotebiki_02.pdf

 

コンセッション方式の場合長期的な契約になるほか、事業者へ運営権が貸与され自分たちで経営判断できる範囲が広がります。

そのため、民営化のメリットもあれば利益追求でデメリットがでる場合もあります。

参考に

https://hamalife.info/co-20437

 

https://www.sankeibiz.jp/macro/news/180416/mcb1804160500007-n1.htm

 

http://www.toshi.or.jp/app-def/wp/wp-content/uploads/2018/05/reportg29_2_6.pdf

 

実際に諸外国では民営化を計ったものの、その後再公営化がされた国もあります。

そう、上下水道は「水」に関わる事業です。

人間も水がないと生きていけないわけで、安心安全な水を確保するというのは重要なことです。

 

ただし、契約や運営方法など、その詳細は各国異なります。

 

静岡県浜松市では20年の契約を結んでいます。

まだ、国内では実施した「結果」が目に見えていないとは思いますが、慎重に進めるべき事業だと思います。

9月ではあくまで調査ということでしたので反対の弁をとることはありませんでした。
今後の動向を注意して研究も重ねていきたいと思います。