議会改革が最終目的地なのか?

先日、KNBさんのニュースで議会改革検討調査会について取り上げられていました。

 

住民自治の観点からの検証です。

 

http://www.knb.ne.jp/news/detail/?sid=19295

 

この中で印象的だった言葉が

「基本条例を作る、作らないに論点がすり替わり、どのような議会を目指すのか、本質的な議論には至っていません。」

 

確かに、そのような流れになりつつあることが私自身、力不足を感じるところです。

一方でこうして報道があったとしても、市民の方にどんな影響があるのか実感しにくい、参加をしてもらえない、自分事としてとらえにくいのは課題だと常々感じています。

 

そこで、5会派主催で「みんなで考えよう議会改革」を開催しました。

 

「住民自治」は私たち議員だけの想いや考えだけで行動するのではなく、市民の皆さんとの共同作業だからです。

 

富山市議会では議員報酬の引き上げがきっかけで、政務活動費の不正受給が発覚し、議員の大量辞職につながりました。

この時の市議会に足りなかったのは、「課題の共有」「情報の開示」そして「市民の方々が納得するような説明」だったのではないでしょうか。

 

「市民に開かれた議会」は最終目的地ではありません。

 

皆さんと富山市や県、国が抱える「課題の共有」をして、福祉の向上をはかることが最大の目的です。

それは、今の課題が未来につながり、私たちの世代だけではなく、将来の世代までに課題を解決するのか、持ちこして消化するのかを含めて、皆さんと考えることが重要です。

 

なぜなら

「政治」は「議員」のためではなく、「行政」のためにあるのではなく、「住民」のためにあるから

です。

 

自分たちのことだからこそ、住民の方々と考えていかねばならない。

 

何も変わらないのでは、と思った時こそ、ぜひ行動を起こしてください。

皆さんが関わることで確実に政治の場が変わり、未来は変わります。

そして、諦めることこそが、「今変わらない現実を肯定する」ことにつながります。

 

どんな富山に住みたいでしょうか。

どんな未来を残していきたいでしょうか。

 

まだまだ拙いところもありますが

私も皆さんと一緒に考え、そして行動していきます。

ぜひ、その声を届けてください。

 

上野ほたる