女性議員のあり方について

うちの会派からも検討事項として出させて頂きました「議員の妊娠、出産、育児等と議会活動について」

 

私自身が子育て世代ではありますが、これから先の若い世代の政治参加は課題だと感じています。

特に、関東圏以外の地方ではやはり女性議員はまだまだ少ないのが現状です。

議会の透明性や議会が「言論の府」としてきちんと機能するためには

色んな世代、色んな性別、色んな代表者が参加しやすい政治の場をつくることが大事だと感じています。

 

さて、そんなわけで「政治分野における男女共同参画の推進に関する法律」が成立したこともあり

「女性議員」だけ、「子育て世代」だけで課題として考えるのではなく、「議会」として検討していくことが重要だと考え

検討項目としてあげました。

 

実際に議員活動を行っていると、若い世代が担っていくことを受け入れて下さる方、女性が参加することを歓迎される方

それらに対してあまり良しとされておられない方、色んな方がいらっしゃいます。

夕方以降の会合に出ると批判的な声を聞くこともあります。

 

では、これから先男性だけの世界となるのか、そのままでいいのか、といったことはやはり考えるべきです。

 

これだけ女性の社会進出が言われる中で、その意識も変わりつつあります。

そして妊娠・出産・子育て・介護も「母親」「女性」だけで担うものではないと思っています。

社会であったり、地域であったり、家族であったり、1人だけが担うのではなく、助け合いのもとに生きていける社会。

いままでも、これからもそんな社会が必要とされていて、少しずつ時代に沿って形が変わっていくのです。

 

私自身、議員活動をしていくなかで自分一人では妊娠・出産・子育てをしていくことができません。

おそらく、共働き世帯の多くはそうなのではないでしょうか。

家族、地域、社会、沢山の方に支えられて成り立っています。

 

そんな社会だからこそ、色んな立場、色んな声を届けていける議会を行政をつくっていかねばなりません。

女性だけが代表者ではない。ですが、男性だけが代表者でもないのです。

 

仕組みが先か、といった声もあるかもしれませんが、仕組みがなければ実際に踏み出せないことも多々あります。

 

富山がその1歩を踏み出せたことは大変ありがたいことだと感じています。

さて、議会改革検討調査会でどのような結末になるか・・・

今後にご注目ください。