先日、KNBさんのニュースで議会改革検討調査会について取り上げられていました。
住民自治の観点からの検証です。
http://www.knb.ne.jp/news/det
この中で印象的だった言葉が
「基本条例を作る、作らないに論点がすり替わり、どのような議会を目指すのか、本質的な議論には至っていません。」
確かに、そのような流れになりつつあることが私自身、力不足を感じるところです。
一方でこうして報道があったとしても、市民の方にどんな影響があるのか実感しにくい、参加をしてもらえない、自分事としてとらえにくいのは課題だと常々感じています。
そこで、5会派主催で「みんなで考えよう議会改革」を開催しました。
「住民自治」は私たち議員だけの想いや考えだけで行動するのではなく、市民の皆さんとの共同作業だからです。
富山市議会では議員報酬の引き上げがきっかけで、政務活動費の不正受給が発覚し、議員の大量辞職につながりました。
この時の市議会に足りなかったのは、「課題の共有」「情報の開示」そして「市民の方々が納得するような説明」だったのではないでしょうか。
「市民に開かれた議会」は最終目的地ではありません。
皆さんと富山市や県、国が抱える「課題の共有」をして、福祉の向上をはかることが最大の目的です。
それは、今の課題が未来につながり、私たちの世代だけではなく、将来の世代までに課題を解決するのか、持ちこして消化するのかを含めて、皆さんと考えることが重要です。
なぜなら
「政治」は「議員」のためではなく、「行政」のためにあるのではなく、「住民」のためにあるから
です。
自分たちのことだからこそ、住民の方々と考えていかねばならない。
何も変わらないのでは、と思った時こそ、ぜひ行動を起こしてください。
皆さんが関わることで確実に政治の場が変わり、未来は変わります。
そして、諦めることこそが、「今変わらない現実を肯定する」ことにつながります。
どんな富山に住みたいでしょうか。
どんな未来を残していきたいでしょうか。
まだまだ拙いところもありますが
私も皆さんと一緒に考え、そして行動していきます。
ぜひ、その声を届けてください。
上野ほたる